入居年月

  • 入居年月

複数の部屋で、入居の日付が同一であるような場合があります。これは例えば、数年に及ぶ研修のためにある企業がまとめて部屋を借りているといったシチュエーションが考えられます。また同一ではありませんが、3月は新学期、新年度に向けて引越しのラッシュが起きることが多いものです。

一斉入居がある場合、そこで考慮すべきは、一斉退去の可能性が高いという点です。卒業シーズンや異動の多い四月に向けて、複数の退去が発生すると予測されますので、イコール家賃収入の減少を意味します。必ずしも同時期に退去が相次ぐとは言い切れませんが、可能性を考慮して、リスクへの対処を考えておいた方が良いと言えるでしょう。

直近数ヶ月の入居が多い場合。これは時として、より良い条件で物件を販売するための、売手側の戦略の結果であることがあります。賃貸物件の購入を検討する中で、必ず、現況の入居率というものを調べることになります。家賃がいくら高額でも、空室ばかりで入居率は10%、では良いリターンは見込めません。そのため、レントロールなどを通じて購入検討している投資家に対してみせる情報において、「現況は」この入室率です、と申告するため、一時的に優遇条件を増やして、入居者を増やしている可能性があります。直近数ヶ月入居の部屋の全てが、それまでの五年間空室だった、ということも考えられないことではありません。入居者を募るにあたり、「フリーレント」という条件を導入している可能性があります。フリーレントは直訳して無料貸し出し、つまり、入居から一定期間、賃料を無料にするサービスです。これは入居率をあげたい時によく行使されます。

あるいは、親族や身内、同僚などの人間を高い賃料で仮契約させて、売り渡しが決定すると一斉に退去する、などという手法を行うケースもあるようです。売り手は法令遵守しながら、このような細工を施して、物件価格を上げようと努力するものなので、注意して情報を解析しましょう。