偶発的な収入

他に、物件固有の特性からではなく、付属的な要素を原因とする収入があり得ます。賃貸物件のオーナーとしてまず、こうした外部的な付加価値としては、携帯電話基地局設置料が挙げられます。これは携帯電話の基地を設置することで、携帯会社から支払いを受けることができるものです。実際にはそのようなことはないとされていても、やはり電磁波の健康被害のイメージの悪さは根強く残っていますし、アンテナ一本立てるにも土地を占有することになりますから、このように金銭のやり取りが発生することになるのです。これはリスクのない収入になりますが、不動産自体が権利を持つものではありませんので、設置をした携帯会社の事情で、不要となれば撤退するものです。そのタイミングについては予想がつきませんので、永続的に得られる安定した収入源とは考えず、これがいつなくなっても良いつもりで収支をシミュレーションした方が得策かと思われます。

このような、永続的でなく、いつなくなってもおかしくないような収入以外にも、例えば、何かしら公的な調査に物件として協力し、礼金のような形で思わぬ収入を得るかもしれません。また、税金や各種使用量の計算ミスなどで還付されるようなものもあり得ます。しかしこれは基本的には起き得ない、発生し得ないものです。その意味で不動産にとって必然的ではない収入で、一度限りであることも多くあるという意味で、偶発的な収入と考えておくのが良いでしょう。確実に見込まれるならば算入し、危ういならば除外しておいた方が、安全だと言えるかもしれません。